更新日:17年12月29日

熱気あふれる教室に 機関紙学校・久留米教室



11月4日に久留米市で機関紙学校を開催。30人が参加しました。

午前中はこの間の選挙戦で共闘に取り組む久留米市の牧師・踊真一郎さんに共闘の未来について、西日本新聞元編集委員の白垣詔男さんにマスコミの役割についての二つの講演をいただき、午後はKOHO㈱代表取締役・秋好哲美さんによる機関紙づくり講座という構成で実施しました。

 

踊「一致点から共闘を」

白垣「ジャーナリズムの役割は権力監視」

踊さんは共闘について「考え方の違う団体でも一致している要求があればそこからまずは歩み寄ることからはじめる。そのなかで出てきた課題に対処していく。そうやって少しずつでも取り組みを進めることが大事」と説き、白垣さんは「ジャーナリズムの本来の役割は権力の監視役。現在の一部マスコミはそこから離れ政権におもねる報道を繰り返している」とマスコミの凋落と情報発信者の姿勢の大切さを語りました。

 

取材実習に挑戦

午後の秋好さんによる講座では、実際に発行された協会各団体の機関紙を実例にしながら機関紙の役割や取り組み方について講義。10月の総選挙を受けての各機関紙の秀逸な記事展開や見出しの好例などを紹介しました。

講義後は当協会の藤岡事務局長を対象に取材実習。インタビューと原稿づくりに挑戦しました。皆さん頭をひねりながら文章を書いては消してを繰り返すなか最初に仕上げたのはさすがのベテラン、民医連の武井さん。その後続々と原稿提出がつづき、秋好さんが原稿を講評。記事の狙いに合わせた質問や文章表現の大切さを指摘しました。

当日は予想以上の参加人数に机が足りなかったり空調が利かず暑い中での講座になったりするなど準備段階での課題が残りましたが、狭く暑いなかでも皆さん真剣に講師の声に耳を傾けていただき、文字通り熱気にあふれた機関紙学校となりました。

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